米国、本気の中国共産党潰し (19)こんな株価と値動きで再選しないことがあるのか?
先週コロナに感染し入院したトランプ大統領は、ヘリに乗って劇的に復活!
それに連れて米株は反発し、史上最高値を目指しています。
その結果、株価はこのように動きました。
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討論会でバイデン氏優勢 →株価急落
トランプ大統領コロナ感染 →株価急落
トランプ大統領急回復 →株価戻り高値
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こんな株価と値動きでトランプ大統領が再選しない可能性はあるのでしょうか?
株価だけ見るなら、「再選します」と言っているようにしか見えません。
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それに対して
「バイデン氏が圧勝すれば権力移譲プロセスのリスクが減る。だから株が上がっているのだ」
と言い出した人が居ます。
しかしこれまで両者の支持率が接近しても、
「権力移譲プロセスのリスクが高まる」として売られたことはありませんでした。
だから私は今でも、トランプ大統領が勝つのではないかと考えています。
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しかし選挙戦はお互いエラー続きです。
トランプ大統領は追加経済対策交渉打ち切りを宣言しました。
これは米民主党が狙う「引き延ばし作戦」にまんまと嵌った形でした。
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一方でバイデン氏も盤石ではありません。
認知症疑惑に加え、息子(ハンター・バイデン氏)の疑惑もあります。
オバマ大統領でさえ、利益相反を懸念していたようです。
それを誤魔化すために、
トランプ大統領の「ロシア疑惑」をでっち上げたという観測もあります。
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そして意外なことに、米民主党が呼びかけた郵便投票は進んでいないようです。
もしそれが本当だとすると、
「投票所に行こう」と呼びかけたトランプ大統領に従う人が多いのかもしれません。
バイデン氏とトランプ氏の支持率の差は、10%近くに開いています。
それでも私はまだ、トランプ氏が勝つのではないかと考えています。
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私がそう考えてしまうのは、
2009年の鳩山民主党政権誕生を見ているからなのかもしれません。
その悲惨な3年間が終わると、安倍政権は8年間勝ち続けました。
自民党がどんなに酷い政策をしても、「民主よりはマシ」という気持ちが勝ったのです。
「今の米国」が「2009年の日本」であればバイデン氏の勝ち、
「それ以降の日本」にまで達観しているならトランプ氏の勝ちと考えます。
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一方、中国側にも動きがあります。
王岐山氏の弟子にあたる任志強氏と、元側近である董宏氏が相次いで逮捕されたのです。
少し知っている人なら「最終的な狙いは王岐山で、
習近平氏が失脚させたがっているのではないか」と推測できます。
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トランプ氏感染並みに中国揺るがす「習・王」たそがれ
編集委員 中沢克二
2020/10/7 0:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64663830W0A001C2I10000/
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10月2日、米大統領、トランプが自身のツイッターで新型コロナウイルス感染を
明らかにした衝撃が世界に走った頃、地球の裏側にある中国ではそれに匹敵する
インパクトを持つとみられる大事件を伝える発表文が億単位のスマートフォン画面上に現れた。
中央巡視組の元巡視員、
董宏が中央規律検査委員会と国家監察委員会の規律審査と監察調査を受けた──。
それはたった1行でしかない。
(略)今回の董宏事件には伏線がある。ちょうど10日前の9月22日。
かつて不動産王と呼ばれた著名人が懲役18年という重刑に処された。
その男の名は任志強(69)。
歯に衣(きぬ)着せぬ舌鋒(ぜっぽう)の鋭さで有名なネット言論人だ。
父親が旧商業省の次官を務めた「紅二代」でもある。
王岐山と極めて親しく、彼の弟子といってもよい。
文化大革命(1966〜76年)期の北京の学校で先輩、後輩の仲であり、
王岐山が任志強の指導員を務めた。
ただ、2人の主義主張は異なる。任志強は、
もの言う「自由派」として紅二代を中心にかなりの影響力を持っていた。
(略)しかし新型コロナウイルス禍での初動の遅れや情報隠蔽などを巡って今年、
再び習体制を厳しく批判。
出回った任の手によるとされる文章では、
習の名前こそ避けながらも「裸のピエロ」とやゆした。
この後、党籍を剥奪され、汚職などの罪で懲役18年の重刑に処された。9月22日のことだ。
「習1強」体制では、紅二代ら特権階級でも習本人を批判すればただでは済まない。
今回は王岐山との関係も考慮されなかったとみてよい。まさに、もの言えば唇寒し、である。
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このまま行けば、終身の国家副主席である王岐山氏の地位も危ういのかもしれません。
しかし中国の権力闘争は、深く静かに行われます。
それが表に出てきたとき慌てぬよう、ツボを押さえながら観察しておきます。
(終)
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気になるチャート20201009 この株価水準と値動きで現職大統領が負けることがありえるのか?
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