米国、本気の中国共産党潰し (18)米大統領選の裏で忍び寄る信用リスク
今週はイベントが多かったため、
以下のポイントについては17分の動画で簡単に説明しました。
多くの情報を視覚的に整理しており、ちょっとしたセミナーになっています。
会員さん向け動画はさらにこの倍近い時間と情報量ですので、
興味のある方は入会をご検討ください。
--------------------------
1. 米大統領選第1回討論会、「世間の評価」と「弊社の評価」
2. トランプ夫妻コロナ感染の影響
3. 実は「不正投票」が最大の懸念
4. アゼルバイジャン対アルメニア。中東で暴れ出したトルコはロシアの制止も聞かず。
5. 意外と元気なFAAMGやロビンフッド銘柄
↓↓↓
投資戦略動画(公開用)20201002
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51271588.html
--------------------------
第1回米大統領選テレビ討論会が開催されました。
https://www.youtube.com/watch?v=BuRbqTglxdI
マスメディアの報道は
「落ち着いているバイデン氏が焦るトランプ氏よりも優勢」という感じ。
CNNの判定では「60 対28」でバイデン氏がトランプ氏を圧倒しています。
**************************
しかしマスメディアの判定は全くあてになりません。
前回2016年の討論会は、3回ともヒラリー氏が優勢との判定でした。
第1回はCNN/ORC世論調査ではクリントン氏62%、トランプ氏27%の比率だったそうです。
それは今回のバイデン氏対トランプ氏とほぼ同じ。
しかし結果はご存知の通り。
「バイデン氏優勢」は、日本のメディアが「石破氏が優勢」「鳥越氏がダントツ」
「日本未来の党が100議席超」と言っているのと変わらない気がします。
--------------------------
ヒラリー トランプ
第1回 42.8% 40.2%
第2回 44.8% 40.8%
第3回 45.8% 40.4%
https://en.wikipedia.org/wiki/2016_United_States_presidential_debates
--------------------------
==========================
【米大統領選2016】第1回テレビ討論会 視聴者記録を36年ぶりに更新
2016年9月28日
https://www.bbc.com/japanese/37492104
--------------------------
世論調査の結果
討論会直後に行われたCNN/ORC世論調査では、62%がクリントン氏が優勢だったと答え、27%がトランプ氏に軍配をあげた。(略)
非公式のCNBCによるウェブサイト上の調査では、61%がトランプ氏が優勢だったと回答。
一方、クリントン氏に軍配をあげたのは39%だった。(略)
==========================
**************************
**************************
ところが今日、トランプ夫妻のコロナ陽性が発表されました。
これはトランプにとってやや痛手です。
バイデン氏が人前で発言する機会が減ったからです。
バイデン側はこれ幸いにと討論会中止を主張するでしょう。
==========================
トランプ大統領、自身とメラニア夫人がコロナ陽性判明とツイート
2020年10月2日 14:06 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-02/QHK5ZMT1UM0X01?srnd=cojp-v2
--------------------------
トランプ米大統領は2日、
自分とメラニア夫人が新型コロナウイルス検査で陽性だったことが分かったとツイートした。
「自主隔離と回復のプロセスを直ちに」開始するとしている。(略)
==========================
**************************
それでも9割以上の人はすでに投票先を決めており、
テレビ討論のインパクトは少ないと思います。
スイングステートの無党派層が勝負を決めるような気がしています。
たとえばウィスコンシンやミネソタは民主党首長で治安が悪化しており、
コロナも流行して、隠れトランプ派が増えていると推測します。
やはり私はトランプ氏が勝つのではないかと想定しています。
**************************
トランプ大統領が本当に恐れているのは、組織的選挙不正だと思います。
すでに投票用紙の盗難や、水増し請求の話があります。
真偽不明ですが「トランプと書かれた投票用紙が捨てられていた」とも言われています。
今回の選挙結果は中国共産党にとっても死活問題ですから、
何が起こっても不思議ではありません。
**************************
**************************
買い戻されている新興国株ですが、
中国恒大(エバーグランデ)のきな臭い話が増えて来ました。
「中国の不動産」や「欧州の金融」にショックが走れば、信用収縮の可能性が出て来ます。
それが米国に悪影響を及ぼすようになれば、米国株も売らなくてはならないでしょう。
しかしそれまでは米国株買いで良いと考えます。
==========================
中国恒大のリスク封じ込め、劉鶴副首相ら当局幹部が検討−関係者
2020年9月29日 21:46 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-29/QHF1R1T0AFB501
--------------------------
中国恒大は銀行やシャドーバンキング、個人などから複雑な借り入れ
流動性危機の懸念高まる、一部投資家は資金返還期日の延期に合意
中国金融当局の幹部らは、中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)が
引き起こし得るリスクについて分析を進めている。
事情に詳しい関係者が明らかにした。
不動産開発会社として世界最大の債務を抱える同社は、
流動性危機に陥るとの懸念が投資家の間で高まっている。(略)
==========================
(終)
超限戦 21世紀の「新しい戦争」 (角川新書)
https://amzn.to/30Y8HBR
-----------------------------------------
参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
このメルマガに関連したチャートが貼り付けてあります。
会員サイトではさらに盛りだくさんのチャート集があります。
投資戦略動画(公開用)20201002
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51271588.html
中国新型肺炎(COVID19)国別対数グラフ 20200930時点 イラン・ロシアに要注意
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51271563.html
【週末だけのグローバル投資】米国、本気の中国共産党潰し (17)モメンタム投資のリバーサルと中国の危機
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51271449.html
-----------------------------------------
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標にかかる変動により損失が生ずる恐れがあります。
またデリバティブ取引等の場合は当該取引の額が、預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回る可能性があります。
弊社運用報酬や会費等の詳細は、会員サイトトップページをご参照ください。
ワイルドインベスターズ会員サイト
http://www.wildinvestors.com/member/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
週末だけのグローバル投資 −生き残りの処方箋−
発行責任者 ワイルドインベスターズ株式会社
バックナンバー http://archive.mag2.com/0001237271/index.html
公式サイト http://www.wildinvestors.com/member/
Copyright (c) Wild Investors Inc. All rights reserved.
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★