米国、本気の中国共産党潰し (16)米株の大転換点と日米「政治の季節」
米国株は大きな転換点を迎えた気がします。
というのも「上がるから買い、買うから上がる」という
モメンタム投資が有効な局面が終わったかもしれないのです。
上場したばかりの銘柄が「著名人が投資しているから」という理由で
時価総額7兆円にもなる状況は極めて危険です。
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米スノーフレイクがIPO、シリコンバレー著名人に巨額の利益
2020年9月17日 2:18 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-16/QGRA22T0G1L001?srnd=cojp-v2
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16日のニューヨーク証券取引所では、
上場初日を迎えた米スノーフレイクが好発進を果たした。
クラウド技術を活用したビッグデータの保管・分析サービスを提供する同社の新規株式公開(IPO)は、シリコンバレーの巨人たちにも大きな利益をもたらした。
複数の富裕一族に資産管理サービスを提供するマルチファミリーオフィス(MFO)の
アイコニック・キャピタルは、2017年からスノーフレイクの資金調達に複数回参加している。
アイコニックの顧客にはフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)や、リンクトイン創業者のリード・ホフマン氏、ツイッターのジャック・ドーシーCEOといった著名人が名を連ねる。(略)
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さらにこの銘柄に、
バフェット氏率いるバークシャーハサウェイが600億円投資すると知って驚きました。
その思惑によって、直前まで3.5兆円に達すると思われた時価総額が倍増したのでしょう。
バフェット氏がこの銘柄選択に関与しているかどうかわかりません。
しかしこれまでの「バフェット流」とは正反対の投資であることは確かです。
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バークシャー、米ハイテク・ベンチャーに出資 600億円
2020/9/10 3:07 (2020/9/10 5:02更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63658670Q0A910C2000000/
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米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、
米データ・サービス会社、スノーフレークに総額5億7000万ドル(約600億円)出資することが明らかになった。
バークシャーがハイテク・ベンチャーに本格的に投資するのは異例。
日本の商社株投資と並んで、投資戦略の見直しを進めていることが浮き彫りになった。
スノーフレークは新規株式公開(IPO)を計画している。
同社が8日、米証券取引委員会(SEC)に提出したIPOの目論見書によると、
バークシャーは顧客情報管理の米セールスフォース・ドットコム傘下のセールスフォース・ベンチャーズとともに、
スノーフレーク株をそれぞれIPO価格で2億5000万ドル相当購入する。(略)
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米スノーフレーク、上場時の時価総額は3.5兆円に
2020 年 9 月 16 日 09:27 JST 更新
https://jp.wsj.com/articles/SB11303078305990274332104586633924116314238
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米データ・サービス会社スノーフレークは15日、
新規株式公開(IPO)価格を120ドルに決めた。
事情に詳しい関係者が明らかにした。
急成長する同社に対しては旺盛な需要が集まり、
IPO価格は仮条件(100〜110ドル)を上回った。 (略)
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おそらく私がよく知らない間にバブルが発生し、
そして崩壊しようとしているのかもしれません。
ロビンフッド証券を利用する若い顧客(ロビンフッダー)が好む銘柄は、特に興味深いです。
大きな夢や希望を持って「ビジネス」を始めるのは構いません。
ただし私の長年の経験から言えば、
今の局面でそれに「投資」して付き合うのは極めて危険と思います。
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例年なら「急落の秋」を意識するところですが、今年は違うと思っていました。
しかしバブルが崩壊するとなれば、米株を中心とした調整が起きてもおかしくありません。
最終的には米国経済がひとり勝ちし、株の収益率も他国よりはずっと良いと思います。
ただしその前に、「やり過ぎた二極化」のツケを払わなくてはならないかもしれません。
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そのタイミングで日本では、菅(すが)政権が発足しました。
親中派の権力基盤の上に、意外と親米派が残った気がします。
しかし二階幹事長はさっそく、習近平氏の国賓招待に期待をにじませました。
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習主席の国賓来日「穏やかな雰囲気の中で」 自民・二階幹事長
2020.9.17 14:49
https://www.sankei.com/politics/news/200917/plt2009170032-n1.html
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自民党の二階俊博幹事長は17日、
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されている
中国の習近平国家主席の国賓としての来日について
「穏やかな雰囲気の中で、実現できることを心から願っている。
中国は引っ越しのできない隣人だ。
仲良くがっちり手を組んで、お互いに共通のことを考える国柄となるように
切磋琢磨(せっさたくま)すべき」と訴えた。(略)
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これには米国は神経を尖らせていることと思います。
さっそく「なんとか特捜部」を動かして牽制して来るのか。
それとも米国ではバイデン氏が大統領になって、親中路線を加速させるのか。
市場の大きな転換点と同時に、国際情勢も難しい舵取りを迫られる局面になったと考えます。
(終)
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