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週末だけのグローバル投資コラム

米国、本気の中国共産党潰し (14)次期内閣を巡る親中派と親米派の争い

安倍首相の辞任に伴う総裁選は、親中派と親米派の争いが激化しています。

親中派は「反安倍のマスコット」である石破氏を切り捨てて菅(すが)官房長官を擁立。

慌てた「細田、麻生、竹下」3派会長が二階派を除外して共同記者会見を開きました。

これが「露骨な二階派外し」としてニュースになっていました。

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露骨な「二階派外し」 3派が菅氏支持表明、復活する派閥政治
2020/9/3 6:00
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/641256/
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派閥に属さない菅義偉官房長官を自民党の5派閥がこぞって担ぎ、
「派閥政治の復権」がささやかれる今回の総裁選。

2日、菅氏支持をアピールした細田、麻生、竹下の3派会長の共同会見に、
「菅氏優勢」の流れをつくった二階俊博幹事長率いる二階派は呼ばれなかった。

次期政権発足を視野に入れた派閥間のさや当てがあらわになった形。

二階氏も「怒っている」とされ、尾を引きそうだ。

「二階派と石原派は、既に菅氏支持を表明されている。だから(2日に支持を決定した)3派。主導権を争っているのではない」

夕方。国会内で開かれた3派会見の席上、
麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は他の2派が同席していない点を問われ、
木で鼻をくくったように答えた。

実情は異なる。共同会見の発案は麻生派。

菅氏陣営が走りだす上で「うちらが党内主流派で、反主流派じゃない。
一発、けん制しておかないと」
(麻生派幹部)との思惑から、露骨な二階派外しを仕掛けたのだった。

かたや二階派もこの日朝、所属議員45人の署名を添えて菅氏に出馬を直接要請する場面を
しつらえ、「主流派」を演出していた。

共同会見の動きに対し、同派幹部は「そんなばかなことがあるか」とほえた。(略)
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親中派にしてみれば、親中官僚が残っている間に次の内閣を中国寄りに持ってゆきたいはず。

「安倍路線を引き継ぐ」フリをして、逆方向の反米親中路線に持ってゆくのは得意技です。

一方で麻生氏にしてみれば、
河野太郎氏を引っ込めてまで支持した菅政権が親中内閣になってはたまりません。

次期政権も親米であることを内外に示しておかないと、
内閣や自民党ごと吹き飛ばされてしまいます。

次の内閣が決まりかけて落ち着くのではなく、ここでも米中の代理戦争が起きているのです。

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一方トランプ氏は大統領選で「郵便と投票所の両方で投票すること」を支持者たちに提案。

もし米民主党が言うようにちゃんとしたシステムであれば、
重複投票はできないだろうというロジックです。

しかし州によっては重複投票もそれを呼び掛けることも重罪だそうで、
それをノースカロライナ州の司法長官(民主党)が指摘しています。

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トランプ氏、大統領選での2回投票を有権者に提案 批判高まる
2020年9月4日 / 01:38
https://jp.reuters.com/article/usa-election-trump-vote-idJPKBN25U2L1
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トランプ米大統領が、11月の大統領選で郵便投票と投票所を通じ
2回投票するようノースカロライナ州の有権者に促す発言をした。

これを受け、野党民主党などから批判が高まっている。

トランプ氏は2日、大統領選の激戦州とされるノースカロライナ州ウィルミントンを訪問。

現地TV局に対し、同州有権者に「郵便投票させ、投票所にも行かせるべきだ」とし、
「主張されている通りにシステムがしっかりとしているのであれば、
(郵便投票後)投票所では投票できないはずだ」と語った。

1回の選挙で複数回票を投じることは違法で、
ノースカロライナ州を含む一部州では複数回の投票を促すことも重罪とされている。

ノースカロライナ州の司法長官(民主党)はツイッターへの投稿で、
トランプ大統領が同州の有権者に
「米選挙で混乱を引き起こす手助けをするために法を破るよう促した」と批判した。

同州では4日、郵便投票用紙が有権者に郵送される見通し。

新型コロナウイルス流行を背景に11月の選挙で拡大が見込まれている郵便投票について、
トランプ大統領は不正選挙につながると主張し、繰り返し反対を表明している。 (略)
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トランプ大統領は「普通にしていれば」再選できると思うのですが、
それができない性格なのでしょう。

ほぼ毎日のように余計なことを言っている気がします。

リアルクリアポリティクス(RCP)によると、
バイデン氏との支持率格差は49.6対42.4で7.2ポイントにまで開いています。

隠れトランプ派の存在を考えると、これで互角ぐらいのイメージでしょうか。

ただしバイデン氏との比較であれば、
それでも大統領にふさわしいと考える人が多いのではないかと思います。

https://www.realclearpolitics.com/epolls/2020/president/us/general_election_trump_vs_biden-6247.html

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米中戦争はすでに始まっており、ますます激しさを増しています。

日本の次期政権しかり、米大統領選しかり。

皆様もそのつもりで対応してください。

(終)

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投資戦略動画(公開用)20200904
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中国新型肺炎(COVID19)国別対数グラフ 20200902時点 米国現存感染者が増加に転じる。ブラジル・ペルーは鎮静化の予兆アリ
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【週末だけのグローバル投資】米国、本気の中国共産党潰し (13)安倍首相辞任で荒れる国際情勢
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