約50年ぶりの対中政策大転換 (3)中間選挙前の不安煽り
2019/01/28
米国からの攻撃に対し、
中国は別の角度から揺さぶりをかけてきました。
それは「市場の不安を煽ること」です。
政府系ファンドが「株を売るぞ」と脅します。
一部の人は「トランプリセッション」
という言葉を使って景気後退を煽ります。
*****************************************************
*****************************************************
これには参考となる経験があります。
というのも2008年の大統領選挙では、
サブプライムショックによる信用不安が高まっていました。
また金融機関や、それを救おうとする
共和党ブッシュ政権に対する不満が高まっていました。
それらが民主党のオバマ政権誕生を後押ししたのです。
*****************************************************
経済が好調であれば、どうしても現職大統領や与党に有利となります。
逆に言えば、不安を煽ってやれば野党が有利になるということです。
最近の中国やマスメディアの動きは、
そのようなシナリオに沿っているように見えます。
*****************************************************
*****************************************************
仕掛けるタイミングとしては悪くありません。
もともと秋は信用不安が起きやすい季節です。
新興国や欧州ソブリン・欧州金融への不安がくすぶっていました。
FAAMGなど、これまで上昇相場を牽引して来た
銘柄に高値警戒感が出ていました。
*****************************************************
そう考えると、「米国による制裁前の数字で」
中国の実質GDPが6.5%と低調だったことにも意図があったのかもしれません。
実際に景気がスローダウンしているのかもしれませんが、
不安を煽るには低い方が良いでしょう。
また実際に株を売りたい人は「これから売る」なんて絶対言いません。
強気なことを吹き回って、その間に黙って売るのが普通です。
中国の政府系ファンドが売るぞと公言するのは、
市場に与えるインパクトを狙ってのことだと思います。
*****************************************************
*****************************************************
しかしそんなことをすれば、
中国からますます資金が逃げるような気がします。
不安が高まって、本当に信用収縮が起こってしまうかもしれません。
それでも中間選挙でトランプ政権に打撃を与えられたら、
上出来なのでしょう。
*****************************************************
*****************************************************
中国とマスメディアが仕掛ける捨て身の「不安煽り」。
時期が時期だけに、一定の効果があるかもしれません。
いずれ来るはずの新興国クラッシュを
引き起こしてしまう可能性もゼロではありません。
信用収縮の広がりを見極めながら対処して行こうと考えます。
ありがとうございます!
アマゾン複数部門で1位快走中!
有料タイトル全体でもしぶとく現在200位ぐらいです!
↓↓↓
高知能者のコミュニケーショントラブル - IQが20違うと会話が通じない
-----------------------------------------
参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
このメルマガに関連したチャートが貼り付けてあります。
会員サイトではさらに盛りだくさんのチャート集があります。
投資戦略動画(公開用)20181026
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51256365.html
ワイルドインベスターズ会員サイト
http://www.wildinvestors.com/member/
-----------------------------------------
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場
その他の指標にかかる変動により損失が生ずる恐れがあります。
またデリバティブ取引等の場合は当該取引の額が、
預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回る可能性があります。
弊社運用報酬や会費等の詳細は、会員サイトトップページをご参照ください。
http://www.wildinvestors.com/member/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
週末だけのグローバル投資 -生き残りの処方箋-
発行責任者 ワイルドインベスターズ株式会社
バックナンバー http://archive.mag2.com/0001237271/index.html
公式サイト http://www.wildinvestors.com/member/
Copyright (c) Wild Investors Inc. All rights reserved.
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「PR」
株式投資で圧倒的多数の敗者が陥る謎
「なぜ、こんな高値を掴むのか」
多くの個人投資家は何の分析も計画も
なく欲と値ごろ感だけで株を買う。
では、ローリスクで大きな利幅を狙う
株式投資を実現するにはどうすれば?
今、初心者でも株で大きく稼ぐための
オンライン株式動画合計10本が
無料で得られる。
しかも、170Pのボリュームがある
電子書籍まで無料プレゼントなので
すぐに手に入れておくべきだろう。
まずはこのシンプルな問題を簡単に
答えられるか試してみることだ。