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週末だけのグローバル投資コラム

バイデン政権、国境の壁建設へ。トランプ氏下院議長就任はデメリット大。過激派vs穏健派、まるで宗教戦争。

ほぼ同じ内容の動画はこちら ↓↓↓

2023年10月06日23:32
投資戦略動画(公開用)20231006 バイデン政権、国境の壁建設へ。トランプ氏下院議長就任はデメリット大。過激派vs穏健派、まるで宗教戦争。(30分)
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51287318.html

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【公開用アップデート概略】
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1. バイデン政権、国境の壁建設へ
2. トランプ氏下院議長就任はデメリット大
3. 過激派vs穏健派。まるで宗教戦争

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関連リンク
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2023年10月05日19:48
パフォーマンス 2023年09月
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51287305.html

バイデン米政権、メキシコ国境の壁増設へ トランプ氏が謝罪要求
2023年10月6日午前 7:13 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/JG7PRMHBZNPPRKEPRKU5X5SLQI-2023-10-05/

バイデン政権 “国境の壁”の建設を一部認める判断|TBS NEWS DIG
2023/10/06
https://youtu.be/nSGELwKs23g

バイデン政権発足以来、不法入国者は「わかっているだけで」700万人超。
Southwest Land Border Encounters
https://www.cbp.gov/newsroom/stats/southwest-land-border-encounters

Biden quietly auctions off border wall parts to stunt Republican effort to restart construction: report
DOD selling off 'excess border wall materials' after GOP-sponsored Finish It Act clears Senate
Published August 20, 2023 10:56am EDT
https://www.foxnews.com/politics/biden-quietly-auctions-trump-border-wall-parts-stunt-republican-effort-restart-construction-report

亡命申請アプリを使えばすぐ米国に入れる
アメリカ国土安全保障省 メキシコからの移民申請予約アプリを6月中に導入
https://esta-center.com/news/detail/046600.html

(DeepL翻訳)
新著で明らかになったホワイトハウスの本当の責任者(ヒント:ジョー・バイデンではない)
2023年9月6日午前9時27分(米国東部時間)発行
https://nypost.com/2023/09/06/new-book-reveals-who-is-really-in-charge-of-the-white-house-hint-its-not-joe-biden/

トランプ氏が「内輪もめ」批判
2023年10月4日 14:30
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74994610U3A001C2MM0000/

党内造反 トランプ氏の影 前代未聞の下院議長退場 政府機関閉鎖の危機再来
2023年10月5日 5:00
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1234510

トランプは共和党が恒久的な交代を決定する間、「短期間」下院議長を受け入れるでしょう
October 5, 2023 4:59pm EDT
https://www.foxnews.com/politics/trump-accept-speakership-for-short-period-republicans-decide-permanent-replacement

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ
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【1. バイデン政権、国境の壁建設へ】

バイデン政権がテキサス州の複数の場所に「国境の壁建設を認める」と決定し、
世界を驚かせました。

マヨルカス国土安全保障省(DHS)長官は
「国境付近に物理的な防壁と道路を建設することが緊急かつ急務」と言ったそうです。

不法移民が増えた民主党地域で、首長らの不満が爆発していましたからね。

しかしバイデン氏はトランプ氏の「国境の壁建設」をボロクソに批判し、
就任直後に廃止を打ち出したはず。

ネットでは「これもトランプ氏が正しかった」「最初から想像できた結末」
「不法移民排除は差別って言ってましたよね」と批判されています。

トランプ氏自身もバイデン氏に謝罪を要求しています。

バイデン政権に入って、不法移民は「少なくとも」700万人に達しています。

さらに6月からは亡命申請アプリ「CBP One」を使えばすぐ入国できるようになりました。

それで入国した人々は「不法ではない」そうです。

捕捉されていない不法移民まで含めると1000万人に達していてもおかしくありません。

バイデン政権は少なくとも5月時点では、国境の壁建設に強く反対していました。

共和党はその頃、「Finish It Act」という法案を提出したようです。

これは連邦政府に対し「国境の壁建設を止めたことにより余った資材を
新たな壁建設に使用させるか、
テキサス州のような州に引き渡し国境防衛に使用させる法律。」とのこと。

するとバイデン政権は、野ざらしになっていた余った国境の壁の材料を
こっそり安値で処分し始めました。

テキサス州が「壁を作るから余った材料を渡せ」と言っても、
「余ってない」と切り抜けるつもりだったのでしょう。

やはり先週書いたように、米民主党に少なくとも「政策転換」か
「権力構造の変化」があったのではないかと思います。

犯罪に対して「寛大な」米民主党が先週、
100人の集団強盗を逮捕・捜査するのは変だと思いました。

もしかするとバイデン氏を無視し、
無制限に不法移民を受け入れようとしていたスタッフが失脚したのかもしれません。

今後の政権人事に注目しておきます。

現実的な人々は「移民を無制限に受け入れると生活が破壊される」ことに気付きました。

それで穏健派が「国境の壁建設」を認めたのかもしれません。

しかし左派やマスメディアは怒り心頭で、この「裏切り」を許さないでしょう。

【2. トランプ氏下院議長就任はデメリット大】

実は共和党も同じで、党内の過激派に手を焼いています。

民主党と妥協して予算案の一部を通したマッカーシー下院議長は9月3日、
共和党から8名の造反者が出て解任されました。

その8人は「ティーパーティ」と呼ばれる過激派で、
トランプ氏も手を焼いた人々です。

トランプ氏はマッカーシー氏を支持し、15回の投票でようやく当選させました。

当然、今回の解任も喜んでいません。

「左派と戦わなければならない時に、なぜ内輪揉めしているのだ」と批判しています。

トランプ氏は全く右翼ではありません。

もともとリベラルな民主党員でしたが、民主党に失望して共和党に鞍替えしました。

そもそも奥様が合法移民なので、移民を排斥しているわけではありません。

「不法移民や薬物を際限なく入れるな」と言っているだけです。

トランプ派は共和党の多数派で穏健派。

トランプ氏もバイデン氏と同じく、党内の過激派に頭を悩ませています。

したがって「トランプ派が造反しマッカーシー下院議長を解任した」
という報道は全くの的外れです。

おそらく「トランプ氏=共和党内の少数派で過激派」
というレッテルを貼りたいのでしょう。

さて、マッカーシー氏解任に伴ってトランプ氏が下院議長になるとの話が出ています。

トランプ氏は「共和党が合意に達することができない場合、
短い30、60、または90日の期間議長になる」と発言。

しかし本人はやりたくてやるわけではなさそうです。

私もトランプ氏にとって、全くメリットがないと思います。

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(1)ただでさえ大統領選と難クセ訴訟で忙しい

(2)議長は「調整役」であり、リーダーのトランプ氏は全く向いてない

(3)大統領だったので、警備はすでに付いている

(4)下院議長は序列第三位で、正副大統領にもしものことがあれば大統領になる。
もしそうなれば「トランプが裏工作をしてマッカーシー下院議長を
解任し(←既に言っている)、正副大統領をXXしてまで大統領になろうとした」
と言い出すヤツが出る。

(5)下院でバイデン一族の追及が進んでいるのに、
下院議長になって発言すれば「私怨を晴らすためにやっている」と思われる
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こうして考えると、
おそらく下院議長はさらなる強硬派が就任するのではないかと私は考えます。

【3. 過激派 vs 穏健派。まるで宗教戦争】

移民制限や治安維持に舵を切ったバイデン政権に、
今後はポリコレ極左やメディアの攻撃が激しくなるでしょう。

過激派 vs 穏健派で、米民主党の内ゲバが激化するということです。

ただし左派が内ゲバを起こしても、
お仲間であるマスメディアはあまり報道しないかもしれません。

共和党はほぼトランプ派が統一しているのに、
「共和党が内紛!」と騒がれるのと対照的です。

これはまるで、長い宗教戦争の一幕のようです。

リベラルの皮をかぶった共産主義(ポリコレ左派) vs キリスト教右派 の構図です。

それぞれに過激派がいて、穏健派を悩ませています。

過激派は穏健派を「裏切り者」として制裁し、和平工作をブチ壊します。

今回の下院議長解任劇のように、
同じ派閥の穏健派と過激派がそれぞれ敵と結んでまで相手を潰しに行くことがあります。

被害者が団結して「仕返し」をすると、別の被害者が生まれます。

最初は手段を選ばない過激派をあらゆる勢力が利用します。

しかし国が荒れてみな争うことに疲れると、穏健派が過激派を排除にかかります。

「宗教戦争あるある」です。

ところで最近、宗教戦争について考えさせられる漫画を読みました。

「乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(大西巷一)」です。
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非常に面白く絵も美しいのですが、最初から最後まで人間の「業」が詰まった作品です。

人間の醜い部分が苦手な人は避けたほうが良いかもしれません。

この物語は15世紀ボヘミア(チェコ)で、ヤン・フスがカトリック教会の免罪符を
否定し火炙りになったのがきっかけで起きたフス戦争が舞台となります。

「ルターより100年早い宗教改革」
「女性や子供を含めた鉄砲隊戦術のさきがけ」

という、様々な意味で興味深い戦いです。

宗教戦争は「お互い異教徒なので皆殺し」
「殺されても殉教者として崇められるからヨシッ!」
と凄惨な戦いになりやすいことがよく描かれています。

巻末の解説があまりに面白いので調べたところ、
作者の大西巷一氏は北大大学院まで行った元ガチ研究者。

「史実部分」「創作部分」を後から示してくれるので、私としては好感度が高いです。

画力が高いのでもったいないとも思うのですが、
作画は誰かに任せて面白い原作をもっとたくさん生み出してもらいたいと思ってしまいました。

(終)

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参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
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2023年10月06日23:32
投資戦略動画(公開用)20231006 バイデン政権、国境の壁建設へ。トランプ氏下院議長就任はデメリット大。過激派vs穏健派、まるで宗教戦争。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51287318.html

2023年10月05日19:48
パフォーマンス 2023年09月
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51287305.html

2023年09月30日08:00
【週末だけのグローバル投資】アルメニア系行政組織消滅へ。恒大集団、上層部逮捕され株も売買停止。民主党地盤が集団強盗を逮捕。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51287261.html

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週末だけのグローバル投資 −生き残りの処方箋−
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