米国の分断と世界の混乱 (8)個人情報や通信の秘密を守れるメッセージアプリ
米株では「二極化のリバーサル」が一服。
バリュー株や中小型株の上昇が終わったかに見えました。
しかしこの2日ほどはまた、グロース株やモメンタム株の上値が重くなっています。
セグメントの強弱が変わっても、米株は心配いらないというのが弊社の判断です。
**************************
**************************
米国ではバイデン大統領が50日ぶりに記者会見。
公約では不法移民1100万人に市民権を取得させると言っていたのに、
国境に押し寄せる移民を批判されたら「来るな!」と言い出しました。
そして「保護者のいない子どもたちが南米から国境に押し寄せているのは気候のせい」
とも言いました。
ちなみに一般教書演説はまだ予定もありません。
飛行機のタラップで3回転ぶ姿も、選挙前から知られていたことでした。
カマラ・ハリス氏へ大統領職を禅譲するのは、それほど遠いことではないでしょう。
**************************
それを見た中国はすっかりバイデン政権を舐め、
南沙諸島に8つ目の人工島を建設しようとしているようです。
いくら米軍・米国務省が対中包囲網を敷いても、総司令官があの状態なら怖くありません。
**************************
**************************
日本以外のG7は、対中制裁に踏み切っています。
また台湾を国扱いし、NATOプラスに入れようと米下院議員が法案を提出しました。
それに対して中国は米国には逆らいませんが、オーストラリアやカナダには報復しています。
お互いの力関係を見ながら米国陣営を切り崩す構えでしょう。
**************************
しかし日本は「制裁する法律がない」と逃げ腰。
せっかく日米共同文書で「尖閣に安保適用」と明記しようとしてくれているのに、
それに応えようとしません。
日本は六四天安門事件(1989)のあとに中国を助けたせいで甘く見られ、
今のように脅される立場になりました。
そのことから全く学習できていない感じです。
これは米英にとっては裏切りに映るため、
菅(すが)二階政権は米軍から厳しい態度を取られる可能性があります。
**************************
**************************
ところで私も今週知ったのですが、通信の秘密を守れるメッセージアプリがあるそうです。
日本語化されているもので安全なのはSignal(シグナル)。
https://signal.org/ja/
ただしこれは電話番号を知る者同士だけだそうです。
技術的な説明を見てもよくわからなかったのですが、
以下の状況証拠から安全なのではないかと推測します。
--------------------------
1. 米上院が2017年から公式認定
2. 情報を覗けないので中国では2021年3月から禁止
3. 米国による傍受の告発者、スノーデン氏推奨
4. LINEの原型を作ったライブドア元社長、堀江貴文氏推奨
--------------------------
**************************
さらに電話番号が不要で安全なメッセージアプリは以下の4つ。
ただし日本語化されていないのと、IDの受け渡しで難易度が高いかもしれません。
--------------------------
Session(米)
Telegram(露→独)
Threema(スイス)
Wire(スイス)
--------------------------
個人情報を盗まれたり、メッセージを覗かれるのが嫌いな方はぜひ試してみてください。
(終)
超限戦 21世紀の「新しい戦争」 (角川新書)
https://amzn.to/30Y8HBR
目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画
https://amzn.to/31ei7J3
-----------------------------------------
参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
このメルマガに関連したチャートが貼り付けてあります。
会員サイトではさらに盛りだくさんのチャート集があります。
投資戦略動画(公開用)20210326 安全なメッセージアプリSignal(シグナル)
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51275292.html
【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (7)日本が意図的に洩らしていた情報が、これからは許されなくなる
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51275167.html
-----------------------------------------
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標にかかる変動により損失が生ずる恐れがあります。
またデリバティブ取引等の場合は当該取引の額が、預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回る可能性があります。
弊社運用報酬や会費等の詳細は、会員サイトトップページをご参照ください。
ワイルドインベスターズ会員サイト
http://www.wildinvestors.com/member/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
週末だけのグローバル投資 −生き残りの処方箋−
発行責任者 ワイルドインベスターズ株式会社
バックナンバー http://archive.mag2.com/0001237271/index.html
公式サイト http://www.wildinvestors.com/member/
Copyright (c) Wild Investors Inc. All rights reserved.
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★