優遇を剥奪される中国・韓国 (3)香港弾圧でさらなる対中制裁の可能性あり
収まらない香港のデモに対し、
中国政府は香港との境界に武装警察の装甲車を100台集結させました。
これ見よがしにすることで、デモ隊を圧迫しています。
同時にタレントを使って「デモ隊はテロリスト」のレッテルを貼り、
武力鎮圧への準備を整えています。
=================================================
中国武装警察、香港境界付近に集結 競技場に人員輸送車
CNN 2019.08.15
https://www.cnn.co.jp/world/35141309.html
-----------------------------------------------------
深?(CNN) 香港で「逃亡犯条例」改正に絡むデモが続くなか、本土との境界付近に
中国人民武装警察(PAP)の大規模部隊が集結していることが15日までに分かった。(略)
PAPは150万人を擁する準軍事組織で、国内のデモ鎮圧用に動員される。
習近平(シーチンピン)国家主席率いる中央軍事委員会の指揮下にある。(略)
=================================================
*****************************************************
*****************************************************
香港のデモ隊には悲壮な覚悟が伺えます。
彼らは六四天安門事件のようなことが起きるとわかっていて、
中国政府を挑発しているのです。
そうなれば米英が中国を制裁し、
ひょっとすると独立の後押しをしてくれることに賭けています。
死を覚悟して自国の自由を守ろうとするその姿には頭が下がります。
*****************************************************
一方、中国政府には天安門虐殺で政権を守った「成功体験」があります。
民主化運動は徹底的に弾圧し、外に敵を作ってやれば民衆の不満はそちらに向かいます。
それをやらなかったソ連は、共産党政権ではなくなってしまいました。
中国で権力を失うことは、限りなく死に近づくことです。
このまま進めば「天安門シナリオ」が最も濃厚なのです。
*****************************************************
*****************************************************
しかし米英はそれがわかっています。
トランプ大統領は、上記事の部隊集結に懸念を表明しました。
習近平主席との電話会議も近々行うそうです。
英国の指導者層も元宗主国の立場から度々コメントし、中国との関係が悪化しています。
米英メディアは香港の情勢を刻々と伝えており、何とかしたいという気持ちが伺えます。
*****************************************************
米国はこれまでのエンゲージメントポリシーが失敗であることを認めました。
中国を仲間だと「誤認」し特権を与えたことで、
とんでもないことになったと反省しているのです。
チベット・東トルキスタンと来て今は香港。
そしていずれ台湾 → 沖縄と中国共産党の「併呑戦略」は続きます。
それに呑み込まれたら自由や人権を失い、家畜未満の人生を送るだけです。
*****************************************************
*****************************************************
今週、米国が制裁関税第四弾の実施を9月から12月に延期したのは単なる米国側の自己都合。
香港の動き次第で、米国はさらなる制裁を中国に課すでしょう。
「一時休戦」など夢のまた夢。
さらに激しく鎬を削る未来しか見えません。
まだ中国・韓国に深入りしている企業には十分注意してください。
-----------------------------------------
参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
このメルマガに関連したチャートが貼り付けてあります。
会員サイトではさらに盛りだくさんのチャート集があります。
投資戦略動画(公開用)20190816
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51263353.html
【週末だけのグローバル投資】
会員さん用投資レポート2019年08月号リリース!「特権を剥奪される中国」
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51263247.html
-----------------------------------------
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標にかかる変動により損失が生ずる恐れがあります。
またデリバティブ取引等の場合は当該取引の額が、預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回る可能性があります。
弊社運用報酬や会費等の詳細は、会員サイトトップページをご参照ください。
ワイルドインベスターズ会員サイト
http://www.wildinvestors.com/member/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
週末だけのグローバル投資 −生き残りの処方箋−
発行責任者 ワイルドインベスターズ株式会社
バックナンバー http://archive.mag2.com/0001237271/index.html
公式サイト http://www.wildinvestors.com/member/
Copyright (c) Wild Investors Inc. All rights reserved.
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★