対抗関税の損得勘定 (5)日本の株式時価総額が世界第二位に返り咲き
2019/01/28
人民元や中国株の下げが止まりません。
最大顧客である米国に対し、
報復関税で対応しているのですから当然と言えば当然です。
しかし独裁国家のトップは、
他国に対して宥和的態度を取ることはできません。
そんなことをすれば国内のライバルから「舐められ」て、
権力の座から引きずり降ろされます。
文字通りの意味で「死活問題」なのです。
*****************************************************
*****************************************************
そんな中、日本の株式時価総額が世界第二位に返り咲いたそうです。
日本株のほうはずっと横這いで、ほとんど変わりません。
人民元や中国株が急速に下げたため、一気に上からブチ抜かれた格好です。
-------------------------------
中国、世界2位の株式市場の座から陥落-時価総額で日本を下回る
Bloomberg News 2018年8月3日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-03/PCV6TP6JTSE901
-------------------------------
*****************************************************
*****************************************************
時価総額は、どの範囲まで含めるかで数字が変わってきます。
株式持ち合いや親子上場が盛んな国だと、多重計上が増えてしまいます。
また中国が発表する数字そのものを、弊社はあまり信用しません。
*****************************************************
したがって各国の時価総額を「水準」で比較することは難しい面があります。
ただし「おおまかな規模」と「方向性」にはそれなりに意味があります。
これも自由主義や市場経済に背を向けた中国が受け取った「成績表」なのでしょう。
*****************************************************
*****************************************************
米金利上昇により、中南米から資金流出。
米国の関税政策により、中国から資金流出が加速。
高値更新を続ける米国株と、相対的に弱い新興国。
原因は微妙に違っても、現象自体はドットコムバブルの完全な後追いです。
*****************************************************
その時期になぞらえると、今は1996年ぐらいでしょうか。
アジア危機・ロシア危機の足音が近づいてくる頃です。
(終)
-----------------------------------------
参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
このメルマガに関連したチャートが貼り付けてあります。
会員サイトではさらに盛りだくさんのチャート集があります。
気になるチャート20180803
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51254194.html
ワイルドインベスターズ会員サイト
http://www.wildinvestors.com/member/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
週末だけのグローバル投資 -生き残りの処方箋-
発行責任者 ワイルドインベスターズ株式会社
バックナンバー http://archive.mag2.com/0001237271/index.html
公式サイト http://www.wildinvestors.com/member/
Copyright (c) Wild Investors Inc. All rights reserved.
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「PR」
株式投資で圧倒的多数の敗者が陥る謎
「なぜ、こんな高値を掴むのか」
多くの個人投資家は何の分析も計画も
なく欲と値ごろ感だけで株を買う。
では、ローリスクで大きな利幅を狙う
株式投資を実現するにはどうすれば?
今、初心者でも株で大きく稼ぐための
オンライン株式動画合計10本が
無料で得られる。
しかも、170Pのボリュームがある
電子書籍まで無料プレゼントなので
すぐに手に入れておくべきだろう。
まずはこのシンプルな問題を簡単に
答えられるか試してみることだ。