「マーケティング」顧客が本当に欲しいものを提供するには
2019/01/26
「顧客が本当に欲しいもの」を提供するのは
簡単なようで、難しいことです。
先日、読んでいた本の中に
「ホントにその通りだな」と納得した
事例があったので、紹介します。
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「私はよく夏になると釣りに出かけた。
個人的に私はイチゴのクリームがけが大好きなのだが、
何故かはわからないが魚はミミズを好む。
だから、釣りに行くときは自分が何を好むかなど
考えなかった。
魚が何を好むかを考えた。
釣り餌としてイチゴとクリームを
釣り針にかけることはしなかった。
それよりも、ミミズやバッタを釣り針に刺し、
魚の目の前に垂らしては
「どうだ、これが欲しくないか?」
と言ったのだ。」
『エイブラハム・マーケティングバイブル 1』(Mr.X著)
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あなたが【魚】を欲しいのであれば、
魚に【魚が欲しいもの】をあげること。
あなたが【顧客】を欲しいと思っているのであれば、
顧客に【顧客が欲しいもの】をあげること。
当たり前のように聞こえますがもしかしたらあなたも私も
【魚】に【イチゴのクリーム】をあげているかもしれません。
■私は以前、こんな失敗をしてしまったことがあります。
「ホームページやWebの活用方法が分からない」
という悩みを抱えている人に対して、
その悩みを解決する方法を提案せずに
永遠と「反応の高いDMを書く方法」に
ついて話をしていたのです。
勝手に、相手もDMの反応を上げる方法を
知りたいだろうと思っていたのです。
まさに【魚】に【イチゴのクリーム】を
あげていたことに気づかなかったのです。
一方、
【魚】に【ミミズ】を与えることが出来れば
どんな良いことがあるのでしょうか?
■「ロイド・ジョージ」という、
第一次世界大戦下のイギリス首相がいます。
彼は、戦時下の有名な指導者達が忘れ去られた後も
権力の座を維持することに成功しました。
彼が成功した極意として
こう言っています。
「もし私の成功の理由をひとつ上げるとしたら、
それは、魚に遭った釣り餌を用意することを
学んでいたからだろう。」
成功の秘訣も、売れる秘訣も
この、【相手が欲しいものを提案すること】
に尽きるのではないでしょうか?
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【魚】には【ミミズ】を与える。
【顧客】には【顧客】が飛びつくものを与える。
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多くの人が、いつの間にか
相手が欲しいものを、自分が与えたいものに
すり替えてしまっています。
ときどき我に返り、
「顧客が本当に欲しいものを提供しているか?」
と問いかけて頂きたいと思います。
しかしその際、
【1つ】注意して欲しいことがあります。
それは、市場・人々の関心が刻々と変わる中で
【顧客が欲しいもの】を自分一人で見抜くには
【限界】がある、
ということです。
もし、あなたが
【お客様が欲しいもの】を提供し
お客様に「それを手に入れて良かった」
と心から感謝される存在になりたいのであれば
正しいマーケティングの
【知識】や【智慧】が必要です。
顧客に感謝されながら、売上を上げるには、必須です。
是非一度、マーケティングの勉強をしてみてください。
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