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週末だけのグローバル投資コラム

北朝鮮への武力行使秒読みか? (6)最も穏健なシナリオは「武力行使による再非核化」

2019/01/28

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本稿は2017年9月5日の会員さん向けメール

投資戦略アップデート(20170905) 最も穏健なシナリオは「武力行使による再非核化」

の公共性が高いと判断し、公開するものです。

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各国の動きが慌ただしさを増しています。

これらを見ていると、やはり武力行使をするのでしょう。

「武力行使 → 朝鮮半島の再非核化」が現在ありうる
「最も穏健なシナリオ」なので、当然です。

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トランプ大統領
日米首脳の電話協議の内容を発表
「米国は核戦力を含むあらゆる能力を使って自国と同盟国を守る用意ができている」
http://www.afpbb.com/articles/-/3141573

米へイリー国連大使
「過去20年以上、何度も対話を図ったにもかかわらず北朝鮮は核・ミサイル開発を続けた」
「もう十分だ」
「外交的手段は尽きつつある」
「可能な最も強い手段で対処する」
https://mainichi.jp/articles/20170905/k00/00m/030/142000c

中国政府、北京に駐在する北朝鮮の大使を外務省に呼び出し抗議
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3147986.html

韓国大統領 国際社会と力合わせ強い懲罰検討
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170903/k10011125041000.html

韓国国防部 「空母・戦略爆撃機投入を米国と協議中」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/09/04/0200000000AJP20170904002600882.HTML

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韓国まで腹を括ったように「見える」のが意外です。

今までの援助や擁護は何だったんだ。

それとも米国に従うふりをして、米軍の動向を北朝鮮に知らせようとしているのか。

いまひとつ解せません。

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中国・ロシアは米国の武力行使には反対しているものの、北朝鮮を強く非難しています。

彼らは地理的に近いですし、かつての友好国なので矢面に立ちたくないことはわかります。

そして汚れ仕事は米国にやらせたほうが、
その後の関係や利権交渉で有利に働くと読んでいるのでしょう。

また「米国は横暴だ!」「俺は平和的解決をしろって言ったのに」と非難すれば、
各国の自称リベラルたちから拍手喝采を受けることができます。

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しかし核の独占体制を守ることは、彼らにとっても大きなメリットです。

表向きは北朝鮮をかばっているふりをしながらも、
米国の動きを本気で止めることはしないでしょう。

習近平は米国と歩調を合わせて制裁協力+武力行使黙認。

北部(旧瀋陽)軍区や上海閥はその邪魔をするべく援助継続+権力闘争。

米国の武力行使より中国内部の抗争のほうがヤバいですから、要注意です。

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大荒れの展開にもかかわらず、市場は平穏です。

今回は武力行使があっても、空母打撃群などの動きは知らされないはず。

始まるときは突然、あるいは命令が出された後は作戦に報告です。

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潜在的なリスクは高まりこそすれ、下がる要因はありません。

日本・韓国・中国はそれぞれ、米国と同じ立場ではないのです。

当然、株価や通貨にもその違いが反映されます。

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