米株上昇が長引く理由 (2)低ボラティリティには理由がある
2019/01/28
市場は引き続き、平穏な動きの中でセクターローテーションが続いています。
ドル安かつ円安で先進国から資金が流出し、新興国の株と通貨が強いです。
また、懸念されたハイテク株の反発も続いています。
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しかし今週は、NASDAQが急落した日がありました。
背景にはJPモルガン・チェースのクオンツ・ストラテジスト、
マルコ・コラノビック氏のリポートが回覧されたから、
という話がありました。
過去最低水準にあるボラティリティーは
「転機が非常に近い可能性を示唆している」という内容だったそうです。
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そういった読みは、短期的には当てはまります。
株価が上がり続けると、ボラティリティが下がって株価は頭打ちになりそのうち反落します。
株が下がってボラティリティが上昇すると、株価はいつか下げ止まって反発に転じます。
「ボラティリティの循環」は「株価の循環」と逆に動きます。
歴史的低水準のボラティリティを見て、「調整が近い」と警戒するのも無理はありません。
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しかし今回の低ボラは、構造的なものです。
企業も家計も、民間セクターの借り入れは低水準です。
日本と欧州には、低金利を続けなければならない理由があります。
各国とも、通貨価値を下げて資産価値を挙げなければならない理由があります。
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そして「歴史的低ボラティリティ」とは、1993年以来という意味です。
これは2000年にまで至る、長く大規模で伝説的な
「ドットコムバブル」への助走が始まった年でした。
今回の場合は一部でバブル成熟のサインがちらほらありますので、
純然と「ここからスタート」ではありません。
しかし株価上昇が終わる理由のほうがずっと少ないのです。
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繰り返します。
「値頃感」「警戒感」を理由に株を売ってしまうと、どこまでも踏み上げられます。
これがバブル相場前半の怖さです。
「相場の肥やし」になってしまわぬよう、ロングで辛抱しましょう。
二極化するセクターや銘柄間格差をうまく利用して、収益を上げるチャンスです。
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