トランプ米大統領が米豪電話首脳会談を途中で“打ち切る”
これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「トランプ米大統領が米豪電話首脳会談を途中で“打ち切る”」です。
⇒その理由は……:
─交渉にはスタイルがあります。
とりわけアメリカのエリートたちで流布している交渉術があります。
─まずは居丈高に大声で怒鳴るのです。
それで委縮した相手が動くのであれば、それはそれで良いのです。
─ところがそれでは動かない相手もいます。
その時、どうするのか。
─やり方は簡単です。
カネを渡すのです。
─もっといえば、利得をまずは提供するのです。
これで動かない相手はいない、とアメリカは知っています。
─「交渉術」には基本パターンがあるのです。
それを知らねば、身ぐるみはがされます。
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トランプ米大統領が米豪電話首脳会談で予定時間を大幅に縮めたと報じられています。
しかも「最悪の取引だ」と述べたともいわれています。
これをどの様に解釈べきなのか、がカギです。
ちなみに結果として、豪州との懸案事項につきトランプ大統領は妥協しました。
それでも「大声で吠えた」ことは事実なのです。
しかも電話首脳会談ですから打ち切ることも出来ました。
その結果、全世界の首脳たちが知ることになったのです。
「アメリカの言うことを聞かなければ話すらできなくなる」
この効果はてきめんなはずです。
最初から、相手方は言うことを聞く姿勢を見せることになるからです。
正にアメリカの「交渉術」の真骨頂なのです。
個人の資質によるもの、ではないわけです。
全てのものを得るのか、それとも身ぐるみはがされるのか。