北朝鮮が『水素爆弾実験を実施』と表明
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「北朝鮮が『水素爆弾実験を実施』と表明」です。
⇒その理由は……:
─現象(顕象)と仮象。
この二つを見極めていく必要があります。
─目の前の出来事に拘泥してはならないのです。
なぜならば今の現実は、次のフェーズでの異なる現実を孕むからです。
─したがって楽観的でいるべきなのです。
しかしながら同時に注意すべきことが一つあります。
─それは次のフェーズでの異なる現実を希求し過ぎることです。
なぜならばそうすることによって負の効果が生まれるからです。
─これを過剰ポテンシャルと呼びます。
「想い」は重過ぎると破裂して逆走し始めるのです。
─したがって巧みなリーダーシップは平静を保つべく努力します。
それはイコール、元来の望みを実現するため、なのです。
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北朝鮮が「水素爆弾実験」を実施した旨公表しました。
これに対して米国など各国は一斉に疑問を呈しています。
「脅し」によって相手が動くこと。
しかも決定的な形で動くこと、を北朝鮮は望んでいるのです。
ところがその相手方=米国は一向に動きません。
「安全の保証」を北朝鮮に与えようとはしないのです。
若き指導者=金正恩には、明らかに焦りが見えます。
現象を動かせば、潜象としての米朝「大団円」が起きるはずだからです。
それが動かない。
何故、なのか?
「想い」が強すぎる典型例なのです。
過剰ポテンシャルが、北朝鮮の未来を遮っているのです。
ところがこれに気付くことがない。
その意味での感受性が欠如していることはあの体格からも分かります。
自律神経を己の手でコントロールできないのです。
だからこそ肥大化の一途を辿っているのです。
見よう見まねでは動かせない。
これが「復元力の原則」なのです。
北朝鮮の劣化は、そこに現れています。