我が国において賃上げにつき大手企業が“前向き”と報道
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「我が国において賃上げにつき大手企業が“前向き”と報道」です。
⇒その理由は……:
─「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」
マーケット、そして森羅万象から宇宙までをも律する復元力の原則です。
─永遠に「上げ」ということは無いわけです。
そうである以上「下げ」に備える必要があります。
─大事なことはさらに大きくわけて2つのリズムがあるということです。
「春夏秋冬」、そして「太陽と月」です。
─後者は言わずと知れた暦の世界です。
その何時に発したかが、現状を律しています。
─他方で前者は、全ての生きとし生けるものに宿っていることです。
春夏秋冬の、季節感を間違えると大変なことになります。
─「冬」なのに新しいことを初めてはならないのです。
「冬」なのに秋までと同じ動きをしてはならないのです。
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我が国において「賃上げ」を財界に求める政界の声が高まっています。
「大手企業」はこれに応ずる構えを見せているといいます。
しかし「冬」の季節に我が国があるならばこれは愚行なのです。
「冬」に行うべきは、備えること、貯めることだからです。
その意味で吐き出さず、蓄える方向に進むのが正しいのです。
これをあえて打ち崩すのは「春」になってからなのです。
どう見ても「冬」であった我が国。
問題はその我が国が最も早く「冬」から「春」に変わるかなのです。
そのことを考えるにあたって重要なのが、我が国以外の動向です。
これらが今後「冬」になるのであれば、我が国にも影響があります。
復元力の原則のコロラリーである「出と入りの論理」が働くからです。
入って来る他の諸国勢に対し、我が国は突出し始めます。
その時、我が国は「春」を迎えるのです。
果たして“その時”がこれからなのか、どうか。
いよいよ正念場が来ています。
「時の整理」・・・頭の中で進めているでしょうか?