我が国上場企業における自社株買いが4.3兆円で過去最高に
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「我が国上場企業における自社株買いが4.3兆円で過去最高に」です。
⇒その理由は……:
─我が国における最大の問題の一つ。
それは「官僚型経営」の蔓延です。
─企業組織は生身の私たちと同じです。
生まれ、成長し、老い、そして消え去って行きます。
─最初はカリスマがけん引するのです。
「カリスマ型経営」です。
─次にミッションが登場します。
「ミッション型経営」です。
─そして最後に登場するのが「官僚型経営」です。
「なぜそうしているのか」が分からず、惰性で動くのです。
─そうなったらば企業組織は終わりです。
壊死するのです。
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我が国上場企業が自社株買いに走っています。
その総額は過去最高額に達しました。
自社株買いは様々な理由で行われます。
しかし本当の理由はただ一つなのです。
「自社で新しいものを創り出せない」のです。
だからこそ設備投資を行えないのです。
結果として「経営権の強化」を名目にした動きに出ます。
それが自社株買いです。
これは「何もしていない」に等しいのです。
そうした冷厳な現実を踏まえる必要があります。
官僚型経営に完全に陥った我が国企業たち。
果たして未来があるのか。
・・・正念場、です。