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原田武夫のマーケット国内外情勢

自民党が総裁任期の延長を議論

2016/12/05

~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~

⇒“今日の焦点”はズバリ:

「自民党が総裁任期の延長を議論」です。

⇒その理由は……:

─この世を統べる勢力は2つあります。
「国体」勢力と「政体」勢力です。

─「国体」勢力は血縁とシンクロニシティで連なっています。
その意味で民主主義とは無縁なのです。

─これに対して「政体」勢力は民主主義で決められます。
投票によって「誰に力を与えるのか」を決めるのです。

─これら二つは全く異なる原理に依っています。
したがって基本的に交わることはありません。

─粛々とそれぞれがそれぞれの仕事をこなしています。
ところが「危機」にあっては二つがクロス・オーヴァーするのです。

─その瞬間、交わらないものが交わるため、火花が散ります。
それ以上に「臨界」に達するといっても過言ではないのです。

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我が国の自民党が総裁任期の延長を議論しています。

「3期9年まで」あるいは「無期限」の2つの案であるとも報じられています。

「政体」勢力には期限が必ずあるのです。

ローマの昔から「独裁官」であっても期限はあったのです。

ところがこれを「無期限」にするとなると原理が異なってきます。

なぜならばそれは「国体」勢力の原理だからです。

それらを混ぜてしまうことは出来ません。

そうであるにもかかわらず、これを強行するとどうなるのか。

そもそも我が国は「二重王権」制なのです。

その現実が徐々に露呈しつつあります。

最終的に淘汰されるのはどちらなのか。

何が一体、本当の目的なのか。

・・・いよいよ考えるべき時が来ています。

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