東芝担当の新日本監査法人を処分する方向が固まる
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「東芝担当の新日本監査法人を処分する方向が固まる」です。
⇒その理由は……:
─私たちの脳には一つの特性があります。
それは一つの方向が決まるとそれに安住するというものです。
─なぜならばそれの方が楽だからです。
エネルギーをより使わないからです。
─いわば「省力脳」です。
そうなるように私たちの頭は出来ているのです。
─そこに罠があります。
「そうあってほしい」が「そうである」とみなされてしまいます。
-すると一切動けなくなるのです。
動けなくなった時、私たちはリスクを回避出来なくなります。
─だからこそ大切なのは脳を徹底的に使い切ることなのです。
そうすることによってリスク回避のみならず、チャンスが到来します。
───────────────────────────────────
[ad#rekubig]
───────────────────────────────────
「不適切経理」によって糾弾された東芝。
それを担当してきた新日本監査法人が処分されることとなりました。
遅きに失した感があります。
しかし「やらないよりはマシ」ではあります。
なぜ遅きに失したのかというと「それでも変えたくない」からです。
安逸の中で暮らして来た多くの者たちの気持ちが変革を拒むからです。
その結果、あたかも何事もなかったかのように推移しかけました。
ところがやはり事はそのレヴェルではなかったということなのです。
元来リスクを回避するために意見を率直に述べるべきは監査法人です。
ところがその監査法人が業務を怠っていたわけです。
そこまで朽ちてしまっているというわけなのです。
我が国の「これまでの枠組み」は。
全てが変わる必要があります。
そしてその向こう側で何を創り上げるべきなのか。
新たな歩みが今、始まろうとしています。