トルコ航空がルフトハンザ・ドイツ航空と競合する
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「トルコ航空がルフトハンザ・ドイツ航空と競合する」です。
⇒その理由は……:
─「歴史は二度繰り返す」としばしば語られます。
これは数学でいう「べき乗」の法則と関連しています。
─もっというと「フラクタル」がその延長線上にあるのです。
数理現象同様、私たちについても当てはまります。
─なぜならば私たちも結局は物質だからです。
そして物質構成している「電子」などのパーツだからです。
─それらを貫く原則は当然、私たちをも貫くのです。
だからこそ「歴史は繰り返す」のです、フラクタルの様に。
─形を変えているのでそうは見えないだけなのです。
そこにポイントがあります。
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航空業界で激しい火花が散っています。
トルコ航空がルフトハンザ・ドイツ航空と競合しているのです。
単なる企業間の競合と見ると事の本質を見失います。
なぜならば航空路線はイコール、その勢力の「版図」でもあるからです。
全ての通信手段が途絶えた時、伝達手段は航空機なのです。
その路線を絶えず保つことが、国家にとっては重大な意味を持ちます。
「外交行のう(パウチ)」と呼ばれます。
そのネットワークを維持することが、その国の外交姿勢を表しているのです。
オスマン・トルコ帝国と神聖ローマ帝国。
そして現在のイスラム金融の中心であるトルコと、ユダヤ系金融のドイツ。
空のネットワークの影にはマネー・フローの二大潮流が見えてきます。
激しい角逐の向こう側でどちらが最終的に勝利するのか。
かたずをのんで見守るべき戦線(フロント)がここにあります。