ドイツで難民問題担当閣僚が交代
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ドイツで難民問題担当閣僚が交代」です。
⇒その理由は……:
─「高貴な嘘」という言葉があります。
英語ではnoble lieと言います。
─統べるためには嘘もやむを得ないというわけです。
余りの巧妙さに通常ならばその虚偽性は気付かれません。
─しかし「嘘は嘘」なのです。
それでも押し通さなければならない大きな理由があります。
─良心の呵責がある者はある段階で耐えられなくなります。
それでも押し通すためには「降板」「交代」もやむを得ないのです。
───────────────────────────────────
[ad#rekubig]
───────────────────────────────────
ドイツのメルケル政権で大きな動きがありました。
ドメジエール内相がシリア難民問題担当を降ろされたのです。
「シリア難民受け入れはキャパシティを越えている」
そう発言したことが物議を醸しました。
代わりに連邦首相府の長官がその任にあたることになりました。
更迭まではいかないものの、かなり重大な変更です。
「そうまでして何故、シリア難民を受け入れるのか」
そう考えなければなりません。
メルケル首相の負っている「本当の役割」は何かなのです。
名宰相を「そうあらしめている」原理が首をもたげ始めています。
「高貴な嘘」が露呈しつつあります。
その真意を、先取りし、備えること。
それが今、まずもって為すべきことなのです。