ドイツ勢において右翼大衆主義的な政党が大躍進
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ドイツ勢において右翼大衆主義的な政党が大躍進」です。
⇒その理由は……:
─「歴史は二度繰り返す。一度目は悲劇として、そして二度目は喜劇と
して」カール・マルクスが遺した有名な言葉です。
-これは世界が、そして自然(じねん)、さらには宇宙が「冪(べき)」で
成り立っていることによります。フラクタル構造がその基本なのです。
-したがって繰り返しが生じるようにも見えます。
その一方でいくつものフラクタルが折り重なってもいるのです。
-結果として純粋な「繰り返し」はありません。
「繰り返し」が生じるとしても、それは複数が重なって、なのです。
-そうなることで反復と変異とか同時の起きるのです。
これが世界史の真実であることをつかむ必要があります。
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ドイツの地方選挙で衝撃的な事態が起きました。
右翼大衆主義政党である「ドイツのための代替選択肢」が躍進したのです。
既成政党たちに対する抗議票であることは明らかです。
とりわけ「シリア難民」受け入れに対する抗議による投票行動でした。
「経済・社会的な困窮が右翼大衆主義の台頭を招く」
こうしたトレンドの教科書的な展開を見せたのがドイツです。
ナチス・ドイツは1931年に世界大不況が決定的になったことで
一気に躍進しました。
その結果、ユダヤ人大虐殺に至るまでの動きとなったのです。
今回も全く同じになるわけではありません。
なぜならば「一度目は悲劇、二度目は喜劇」だからです。
そこで起きることには、当然、過去と違いがあります。
しかしそうであるからこそ、仔細に見ていく必要があるのです。
何が過去と同じなのか。
何が違うのか。
それはどうしてなのか。
誰が仕掛けているのか。
いよいよ、新世界秩序への転換が始まっています。
あらゆる「冪」を仔細にウォッチすることから始めましょう。
そうすれば・・・未来への不安はなくなるはずです。