アメリカFRB/FOMCが利上げを再度見送り
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「アメリカFRB/FOMCが利上げを再度見送り」です。
⇒その理由は……:
─「一撃必倒」という言葉があります。
入魂の一撃で相手を倒すことを指します。
─転じて、一つの所作で期待している物事を達成することを指します。
無論、そのためには念入りな準備が必要です。
─「復元力の原則があるではないか」と言われるかもしれません。
そうであれば振り子の原理で戻るはずである、と。
─しかし実際には「振り子」そのものが循環構造でも在り得るのです。
つまりはAからB、そしてBからAに戻る前にCが介在する。
─このCの存在こそが、一撃必倒を可能にしています。
そのことに気づくべきであり、また入念にすべきなのです。
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アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)公開市場委員会(FOMC)が
開催されました。
そして5会合連続での「利上げ見送り」を決定しました。
表向きはイギリスのEU離脱による影響を云々しています。
もっともそれは「終わった話」に近い案件です。
そうではなくて、ここで利上げをするとすべてが動く可能性があるからです。
だからこそ入魂、というわけなのです。
大事なことはそ れではそこで何を上記のCとしてアメリカが
考えているかなのです。
当たり前のように考える結果としてのBと出発点Aとの間です。
それが一体何であるのかを見極める必要があります。
なぜならばアメリカによる政策金利引き上げは「一撃必倒」だからです。
それが行われれば世界は当面の間、元には戻らないのです。
そうであるからこそ、慎重に行われている。
「何」が起きるのか??