我が国の百貨店業界で3か月連続の売上高マイナス
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「我が国の百貨店業界で3か月連続の売上高マイナス」です。
⇒その理由は……:
─「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」
マーケット、そして森羅万象から宇宙に至るまで律する復元力の原則です。
─一方向で動き続けることはないのです。
大事なことは、必ず「上げ」は「下げ」を伴うということなのです。
─しかし私たちはとかくこの単純な原理を忘れがちです。
そしてすべてを失うことになります。
─大事なことはただ一つ。
「上げは下げのため、下げは上げのため」なのです。
─その意味で中庸を常に求めるべきなのです。
同時に極端な動きには最大限の警戒をしなければなりません。
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我が国の百貨店業界が苦境に陥り始めています。
いわゆる中国勢の「爆買い」を筆頭とした動きが収まり始めたのです。
訪日外国人旅行客たちが買い渋り始めています。
その旺盛な購買力が萎え始めているのです。
「このこと」に賭けていた向きは苦境に陥り始めています。
もっといえば「このこと」だけに賭けていた向きには危機です。
それでも「これまでと同じトレンドは変わらない」と思ってしまう。
その私たちの悲しい心性がさらなる悲劇を生みだします。
繰り返し言います。
「上げは下げのため」なのです。
これから起きる悲劇をどこまで食い止められるのか。
それは・・・読者各位の英断如何です。