米モンサントが独バイエルの買収提案を拒否
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「米モンサントが独バイエルの買収提案を拒否」です。
⇒その理由は……:
─本当の構図、は普通には見て取ることが出来ないものです。
とりわけ米欧の実態について私たち日本人はほぼ認識がありません。
─敵味方と単純に分けることは出来ないのです。
しかも国民国家単位で物事が動いているわけでもない。
─そうである時に何を基準に物事を見ていくのかがカギです。
そのための指標を自分自身で創り上げていく必要があります。
─いずれにせよ表向きのライバル関係などは演出である可能性大です。
そのことを念頭に置いて米欧の統治エリートの動きを見るべきなのです。
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米国のモンサント社が動きを見せました。
ドイツのバイエル社による買収提案を拒否したのです。
ドイツの側においてもこれは大きな波紋を呼んでいます。
「なぜか?」という糾弾の声すら聞こえているのが実態です。
そうであるにもかかわらず監査役会では多数で決せられました。
その理由を探る必要があります。
その一方でモンサントは差し当たり防戦しています。
しかし買収提案が出るということはそこまでの事態になっているということ。
果たしてこの表向きの「闘争」の背後で何が動いているのか、なのです。
見えない部分での指示がなければグローバル・カンパニーは動きません。
いや、動かないというより、動けない、のです。
したがって一つの意思決定がそこにはあることになります。
いったい誰が、どの様な意思で何を決めたのか。
今後、どうなっていくのか。
いよいよ始まった新世界秩序の前哨戦です。
しっかりと見極めていきましょう。
明日は・・・わが身、なのですから。