米USA Today紙がLA Times紙に買収提案
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「米USA Today紙がLA Times紙に買収提案」です。
⇒その理由は……:
─「破壊と創造」
これがマーケット、そして人類社会そのものの基本です。
─なぜならば「創造」は「破壊」を前提としているからです。
そしてまた逆も真なり、なのです。
─最初は全て混とんであった。
そこに秩序が生まれる、というところから世界が始まるわけです。
─古今東西、「始まり」はその様に描かれます。
創造とは秩序が出来ること、なのです。
─ところがエントロピー増大の法則によって秩序は必ず崩壊します。
何をしても、何を企てても、なのです。
─そのことを「破壊」と呼びます。
人為的でないように見えるものは「崩壊」と呼びます。
─しかしこれら二つは本質において同じなのです。
秩序が創り上げられ、その後、壊れていくということの繰り返しです。
───────────────────────────────────
[ad#rekubig]
───────────────────────────────────
アメリカにおいて有力新聞社同士のM&Aが加速し始めています。
超有名紙であるUSA TodayとLA Timesすらその俎上に上がっています。
大事なことは、こうした事態を控え、誰が何をしていたのか、なのです。
あからじめ、どういった備えをしていたのかを知るべきです。
ウォーレン・バフェットという「伝説の投資家」がいます。
彼が、ここに来てもっとも好んで投資対象としていたもの。
それは「石炭」と「地方新聞社」です。
いずれも崩落のプロセスを程なくして辿り始めました。
そうはいっても生き残る企業はいるのです。
そこに全てが収斂=M&Aされていく。
その瞬間に、「伝説の投資家」は動くのです。
静かに保持していた株式を売り渡すのです。
名目は「この名門企業のブランドと雇用を守るために」と。
実際には莫大な利益をあげるのです。
“あらかじめ知っている人”と”知らない人“の差がここにあります。
それでは前者は今、何に向かっているのか。
次のフェーズが・・・いよいよ始まりました。