プーチン露大統領が日露首脳会談の実施を発表
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「プーチン露大統領が日露首脳会談の実施を発表」です。
⇒その理由は……:
─平時と有事。
この違いが分かるのは実戦経験のある軍人だけです。
─一般には「平時」です。
備えは出来るものの、結局は何も起きない状況です。
─これに対して「有事」は全く違います。
正に常在戦場、何かが起き続けるのが当然な現場なわけです。
─厄介なのは「有事であるのに装いは平時」という状況があることです。
この時、「平時」を前提としたコミュニケーションは完全に失敗します。
─なぜならば「武器を用いていない」だけでそこでも有事は有事だからです。
そのことを見誤ると対応を完全に間違えることになります。
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日露首脳会談の実施が発表されました。
5月6日、場所はロシアの保養地ソチにおいて、です。
当然、我が国の安倍晋三総理大臣は「平時」の外交としてこれに臨みます。
首脳会談は外交であり、平時に行うべきものだからです。
ところが先方は違うのです。
平和条約が締結されていない以上、日露間は「有事」という認識です。
そのため、場合によっては相手の喉元に匕首を突き付けもするのです。
繰り返しになりますが、それは「有事」だからです。
プーチン露大統領は軍人であり「有事の人」です。
常在戦場を正に地で行っている人物なのです。
そこに「平時」の人・安倍晋三総理大臣がつっこんだらばどうなるのか。
私たちは程なくしてそれをまざまざと見ることになります。
繰り返し言います。
「平時を装った有事」こそ、一番厄介なのです。
それが・・・今、なのです。