ミャンマーでアウンサン・スー・チー大統領は誕生せず
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ミャンマーでアウンサン・スー・チー大統領は誕生せず」です。
⇒その理由は……:
─米欧の統治エリートが行っていること。
それは「ヴォラティリティの創出」です。
─物事はしたがって一方向では進まないのです。
あえて進まないように仕向けます。
─「苦難」と「安堵」。
その交錯が演出されるのです。
─その度に全てが揺さぶられ、動いていきます。
結局はそのことが世界史の本質なのです。
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ミャンマーで与党NLDが重大な決断を下したと報じられています。
「外国人の配偶者を持つ者を大統領にしない」という憲法規定についてです。
その執行停止について時間的余裕が足りないと判断したのだといいます。
その結果、英国人の夫を持つ党首スー・チー女史の未来がふさがれました。
大統領職には当面の間、就けないというわけです。
話しが振り出しに戻った感があります。
様々な憶測が飛び交うはずです。
しかしその背後にあることはただ一つ、のはずです。
「混乱」と「静謐」を交互に起こすこと、です。
その役割を与えられた国家は、半永久的にそのように揺さぶられます。
ミャンマーに平穏さが取り戻されるのは何時のことなのか。
悲劇の国家への想いは募ります。