仕事に悩んだときこそ知っておくべき基本の大切さ
2019/01/27
日本一のマグロ産地、
青森県大間には、
【神様】
と言われる漁師がいます。
大間といえば、
以前、マグロの初セリ5,649万円という
史上最高価格を叩きだしたことでも話題になりました。
その大間で、
既に61歳という年齢にも関わらず、
トップレベルの水揚げ高を誇る怪物。
その方の名は、
「山崎 倉(おさむ)」さんと言います。
マグロ釣りは、
大海原で300キロのマグロを
釣り糸一本で釣る、
いわば、バクチです。
1週間に1本釣れれば、万々歳。
何ヶ月も釣れないこともザラ。
今では神様と言われる山崎さんもかつて
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「110日間にも渡って1頭も釣れない」
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という"生き地獄"を味わったそうです。
周りは釣れているのに
自分だけ釣れない。
家族を路頭に迷わせてしまう不安。
2度と釣れないのではないかという恐怖。
そういった感情に押し潰されそうになりながらも、
必死でマグロを追いかけ続けたのです。
そして111日目。
ついに、山崎さんは地獄の日々から解放されました。
なんと、
「200キロの大マグロ」
を釣り上げたのです。
大間のマグロは伝統ブランド。
200キロもあれば、
数千万の価格がつくこともある大物。
文句なしの「大当たり」でした。
神様はとうとう地獄から生還できたのです。
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出来ることは、全てやる
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釣れなければ無一文。
釣れればいきなり大儲け。
そんなバクチのようなマグロ漁において大事なことは、
「あらゆることを余念なくやること」
と、山崎さんは言います。
一発大逆転のようなものを期待するのではなく、
当たり前とも思われるひとつひとつの仕事を
きっちり丁寧に行うことが大事なのです。
日々の技術や道具の改良はもちろん、
時化(しけ)の日でも
出られるときは必ず沖に出て漁をする。
大時化で漁に出られないときは、
船の点検に精を出す。
そして、天命を待つ。
あらがいようのない
自然相手だからこそ、
自分の出来る範囲をやり尽くすそうです。
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全ては、結果。
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もしあなたが仕事において、
「今やっていることが本当に正しいのか分からない」
「このやり方で成果がでるかどうか分からない」
と悩んでいるなら、
今やっているあらゆることを
しっかりやってみることから
始めてみてはいかがでしょうか。
例えば、
1本の電話
1通のメール
1枚の企画書
1件の打ち合わせ
1回のセールス
その基本であるひとつひとつ、
当たり前と思われることをやり尽くしてみる。
そういった積み重ねで
何らかの結果が出たら、
それをもとにまた改善。
マグロ釣りの神様である山崎さんが、
日々できることをやり尽くすのと同じように、
仕事においてもひとつひとつの仕事を
きっちりと積み重ねることが
結局は成功への一番の近道かもしれません。