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原田武夫のマーケット国内外情勢

米国務省、全世界対象の渡航延期を国民に勧告

2016/09/27

~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~

⇒“今日の焦点”はズバリ:
 「米国務省、全世界対象の渡航延期を国民に勧告」です。

⇒その理由は……:
 ─「押すだけではなく、引くことも戦略である」
  これが世界統治の要諦です。

 ─なぜそれが言えるのかというと全ては比較で成り立っているからです。
  つまり何か別のものとの比較で良し悪しは考えられるのです。

 ─他の全てが「押す」、すなわち作用に伴うものであった場合。
  当然そのあと、「押し戻される」、つまりは反作用が生じます。

 ─そうした中で発生するのがヴォラティリティなわけです。
  乱高下する中、全てが大混乱に陥って行きます。

 ─そうした中、凛と屹立する1つの柱があった場合、どうでしょうか。
  その柱に全てが寄りすがり、助けを求めるはずです。

 ─意思を持ち、屹立すること。
  そうした意味での「引く」ことこそ、最高の戦略なのです。

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アメリカの国務省が国民への渡航延期を勧告し始めました。

「全ての国に行くな」というのです。

これまで米国、そして欧州は世界へ、世界へと出て行きました。

その結果、「フラット化」なる状況が出来上がったわけです。

するとそれによってむしろ自らの比較優位が失われていきます。

対抗勢力も次々に生まれ、自らは蝕まれていったのです。

そうした中、それまでは愚鈍だと言われ続けた勢力が一つあります。

私たちの国「日本」です。

余りにも”愚鈍“であるため、嘲笑されてきました。

「押す」こと、すなわち「作用」することが出来ないからです。

ところがその結果、果たしてどうなるのか。

“愚鈍”であったことによってかえって救われているのではないか。

・・・と気付くことが今最も大事なのです。

悪戯に海の向こうの模倣をするのではない。

意思をもって屹立することこそ、最重要なのです。

私たち日本人は、どこに行っても未だ大丈夫だからです。

「作用」に対する「反作用」の渦。

それによって生じる混乱の中だからこそ現れる次の秩序。

そこでの主役は・・・私たちです。


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