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週末だけのグローバル投資コラム

中国新型コロナウィルスの衝撃 (8)感染ピーク過ぎたように見えるが株価は下げ加速

弊社は「今シーズンの」新型肺炎はピークを過ぎたと考えています。

少なくとも中国ではそう言えます。

それを予感したのは2月23日分のデータ分析をしたとき。

このときは死者数こそ跳ね上がりましたが、現有数・重症者の減少が加速しました。

またすでにこの頃には、中国の一部地域を除いて新規感染者ゼロが続いていました。

するとその翌日・翌々日と死者が大きく減り、治癒者が加速度的に増えたので、
その考えをいっそう強くしました。

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2020年02月24日12:45
中国新型肺炎(2019-nCoV)感染者対数グラフ 20200223時点 現有数・重症者減少加速
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51267316.html
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他の要因もあり、「日本も『今シーズンは』何とか逃げきれそうだ」
と弊社は判断しています。

今回の安倍政権は失策続きで、ほぼ完全な他力本願でした。

それでもここ数日のイベント中止・延期要請や、
全国的休校要請などは英断だったと思います。

それが日本での収束に向けた、最後のひと押しになってくれると考えます。

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ただしそれが明確になるには、もう少し時間がかかるでしょう。

日本でもいまだに感染者や重症者が増え、連日訃報が届きます。

また中国では収束しつつあると言っても、
代わりに他の国で感染者数や死者数が伸びています。

特に韓国・イラン・イタリアは要注意。

医療崩壊を起こせば「第二の武漢」となりかねません。

どの国でも病院や集会で大規模クラスタを作らないように、
ひとりひとりが心掛けて実行しなければならないのです。

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しかし市場では逆に、今週から売りが加速したようです。

SP500指数は10日前の史上最高値3,393ポイントから、
一時は2,850ポイント近くまで16%近い急落。

日経平均も24,000ポイント近くから一時は21,000ポイント割れと13%近く下げました。

トランプ大統領が会見を行い、
米国でも33名から陽性反応が見られたことで危機意識が広がったのかもしれません。

安倍政権が強い対策を打ち出したことも、
「そんなに悪かったのか」と売りを誘った可能性があります。

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弊社にとっては「えっ、みんな今から売るんですか?」という不思議な感覚。

この件について一か月以上書いているのですが、
世間の人はあまり気にしてはいなかったのかと。

それが「普通」なのだとしたら、弊社の感覚はかなりズレていることになります。

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しかし市場がオーバーシュートするのはよくある話。

行き過ぎてからいったん反発し、ファンダメンタルズを見極めて行くのでしょう。

そこから先は比較的読みやすい展開であることは、すでに会員さんに示した通り。

それまでにボラティリティで吹き飛ばされぬよう、リスクを制御しつつ利益を狙います。

(終)

 

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気になるチャート20200228
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51267399.html

中国新型肺炎(2019-nCoV)感染者対数グラフ 20200223時点 現有数・重症者減少加速
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51267316.html

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