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週末だけのグローバル投資コラム

仮想通貨の本質 (2)発行体が存在しない通貨を買う=募金

2019/01/28

通貨を買うことは、その発行体にカネを貸すことに他なりません。

その発行体が潰れると、その通貨は無価値となります。

つまり純然たる与信行為なのです。

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与信行為とは、文字通り「信用を与える」こと。

つまり相手を信用して、カネを貸すという意味の金融用語です。

詳しく知りたい方は拙著
「資産運用のカラクリ2 タブーとリスク編」をご参照ください。

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モノやサービスの提供とその支払いに時差がある場合、
この与信行為が発生します。

飲食店で飲み食いしているときから、
代金を払うまで「店の人がお客にカネを貸している(与信)状態」です。

クリーニングを頼むとき代金を先払いするのであれば
「お客がクリーニング屋に貸している(与信)状態」です。

デパート友の会は、優待券を使って買い物をするまで
「会員がデパートに貸している(与信)状態」です。

モノやサービスと引き換えに現金を渡す
「キャッシュ・オン・デリバリー」でない限り、与信はどこでも発生するのです。

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この場合、リスクを負うのは当然「カネを貸した側(与信側)」です。

カネを借りた側が潰れてしまえば、貸したカネは戻ってこないからです。

だから飲食店では、食い逃げされないように出入り口を見張ります。

クリーニング屋は前払いで仕事を請け負い、なおかつ品物を担保に取ります。

クリーニング屋が潰れてしまえば、あなたの衣服は戻らないかもしれません。

あなたがカネを貸した状態なので、リスクを背負っているのです。

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さて、通貨を買う場合あなたはその発行体に対してカネを貸した状態になります。

日本円であれば、日本政府にカネを貸したのです。

だからこそ、日本銀行券は日銀の負債としてカウントされます。

日本政府が支払いの義務を背負っているのです。

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しかし「ビッドコインに発行体はない」ということになっています。

民主的と言えば聞こえはいいですが、誰も返済の義務を背負っていないのです。

TポイントはCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が返済義務を負っています。

楽天ポイントは楽天が返済義務を負っています。

それに対しビッドコインは、無価値になっても誰にも補償請求できないのです。

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「政府の縛りから逃れている」というビッドコインの謳い文句は、
自由を愛する人々の心を掴みます。

しかしその中には、
政府からの自由を探し求める反政府組織や暴力組織も含まれます。

だからこそ、詐欺・脱税・犯罪行為の決済・マネーロンダリングに使われます。

取引相手や交換所がカタギとは限らないのです。

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彼らが目的を果たしたあと、返済義務に応じる可能性は限りなく低いです。

実体もなく保証もないのですから、払うかどうかは相手次第。

「取引所が潰れた」
「サーバをハックされた」など理由をつけて払わなければ良いのです。

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覚えておきましょう。

誰も価値を保証していない資産を買うのは、
無担保での貸し付け(与信)と変わりません。

ましてや発行元が存在しない仮想通貨など、
それを売る人に対する募金でしかないのです。

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