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コラム

時を超えて愛される企業を創る秘訣。

時を越えて愛される企業を創る秘訣について、

その答えは、
経営の本質である、
企業が果たすべき責任とは何かについてより深く考えていること。

 

一言で言えば、
それは、企業が生み出すものに対する責任です。

 

企業は、その企業活動を通して、顧客、従業員、取引先、
株主、社会、地球環境にとって有意義な価値を届ける
責任があります。

 

それが果たされなければ企業は存在意義を失い、
市場から退場を余儀なくされます。

 

では、これまで企業が生み出してきたものは一体
何だったのでしょうか。

 

現代資本主義は、人間の欲望を際限なく引き出し、
消費のアクセルを踏ませ続けることで成長を遂げ、

 

過去に人類が手にしたことのないほどの物質的な
豊かさをもたらしました。

 

しかし、WWFのレポートによれば、世界中の人々が、
米国並みの消費をすれば、地球が4個分必要になる
そうです。

 

経済成長のために、新興国を含めた世界中の人々に
消費のアクセルを踏ませる活動は、果たして持続可能
と言えるでしょうか。

 

時を超えて愛される企業、
時を超えて繁栄し続ける企業を創る最大の秘訣は、

将来の世代に必要とされるもの、
将来の世代にとって価値あるもの、
将来の世代を守るものを生み出すことです。

 

文明の進歩は、私達が豊かな生活を送ることを
可能にした一方で、次の世代に多くのツケも
残しています。

そうなった原因は明白です。

未来の子供たちのことより、
他の誰かのことより、地球環境のことより、

自分たちの欲望を優先したからです。

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その縮図が、リーマンショックであり、
わが国が抱える1000兆円もの借金であり、
福島の原発問題です。

 

次の世代にどんな世界を残すのか。

それは全て、
今を生きる私達の肩にかかっています。

私達が今受けている恩恵は、先達の貢献に
よって与えられたものです。

 

それは功罪共にありますが、
私達が今の時代を預かっている以上、次の世代に、
よりよい社会を遺す責任があります。

 

時を超えて社会責任を果たすからこそ、
時を超えて愛される企業が創られるのです。

 

そして、そのために、私達に今必要なのは、
「谷の心」を取り戻すことです。

「上徳谷如」という言葉があります。

 

山が二つあるところに谷ができます。

山は目立ちますが、谷の存在に気付く人はまれです。

山には日の光が当たりますが、谷は日陰になります。

しかし、人が住みにくい山に比べ、谷は盆地や平野
として広がり、水を湛える川を育み、沢をつくります。

 

そこに動植物が自然に集まり、人々は住まいを作り、
農耕を営み、その豊かな恵みで生活していくことが
できます。

 

このように、

谷は自らを一切主張せず、何一つ自己の所有とせず、

人知れず生き物に豊かな環境と生活の糧を無償で
提供してくれます。

それはまさに、愛そのものです。

「欲」という字は「谷を欠く」と書きます。

 

人間の欲望が現代の様々な問題を生み出したのなら、
そのもとを正す必要があります。

「己を空しうすることが、人の幾代かを要すると
思われる大事業をもよく一代で成し遂げられる」

日産コンツェルンを創始者、鮎川義介氏の言葉ですが、

日本を世界の主役にする秘訣、持続可能な社会を創る
秘訣が、この言葉に集約されていると言えるのでは
ないでしょうか。

 

鮎川氏はまた、こんな言葉も残しています。

「終生富豪となることなしに天職を精進しよう。

富豪心理はおおむね人をして利己的に堕し、
人類に好ましからぬ悪徳をなさしめるもので、

それはひいては、その人のもつ天賦の才力の
すべてを仕事に捧げようとする目的に対して
むしろ邪魔になる。」

 

そして鮎川氏は、この言葉の通り、「上徳谷如」
の言葉が表わすがごとく、

 

育成した企業に一切自らの名前を冠することなく、
(本田宗一郎氏が終生後悔していたことが、
社名に自分の名前を冠したことだというのは
有名な話ですね)

事業の成功を独り占めすることなく、

「消費者に株を持ってもらい、その株で得られた
利益をもとに製品を買ってもらい、人々の生活を
豊かにする」という理念のもと、

日本初の一般公開株を発行しました。

これは、宝くじの当たり券を人々に配布することを
意味します。

 

また、日本全体の産業振興のために、中小企業を
守る数々の法律の制定に貢献しました。

 

今経済人に求められているのは、まさにそうした
気概、ではないでしょうか。

 

『真の経済人』を輩出し、世界を変える「うねり」
を創り上げることです。

 

共に世界を変えていけることを、心より願っております。

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