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一押し話

FedEx創業の逸話 

2019/01/27

あなたは運送会社のFedExという
会社をご存じでしょうか?

FedExは自社で運行する
貨物飛行機を所有することで、
深夜の集荷や輸送を可能にし、
長距離輸送の時間を劇的に改善させた
世界的な企業です。

この会社を作ったのは、
当時アメリカはエール大学の学生だった
フレッド・スミスという人物です。

彼は大学時代に、
FedExのビジネスコンセプトを考えつきました。

エール大学といえば、
アメリカトップクラスのビジネススクール。

「元々天才だったから、成功したんでしょ。」

そう思われるかもしれません。

しかし彼の大学での成績は常にC-(シーマイナス)。

決して『天才』と言われる人物ではありません。

そんな彼が思いついた、
FedExのビジネスコンセプト。

彼は大学の教授に自分が考え付いた
コンセプトについて意気揚々と説明します。

しかし大学の教授はフレッドにこう告げます。

「バカげたアイディアだよ。

ビジネスとして成功させるのは不可能だ。」

と。完全に否定されてしまったのです。

ここで普通なら、
大学の教授に完全に否定されているので
諦めそうなものですが、
彼は絶対に諦めませんでした。

それどころか当時持っていた
お金や全てのものを賭け、FedExを始めます。

しかし起業当初はやはり上手くいきません。

初日に運んだのは、たった2つの荷物だけ。

ですから、
飛行機を自社で所有し続けるのも一苦労。

飛行機を借り押さえられたことも
しばしばだったようです。

しかし現在、FedExは年に3兆円もの売上を上げる
世界的な大企業に成長しました。

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ではなぜ、
FedExはここまで成功したのか。

それはもちろん、
創始者であるフレッドが作ったビジネスモデルが
素晴らしいものであったこと、
彼に商才があったことは言うまでもありません。

しかし、それに加えて重要だったこと。

それはフレッドが
『拒絶』と『ストレス』の両方を上手く処理していた
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ことです。

大学の教授にも否定され、
初日に運んだ荷物はたったの2つだけ。

思うように売上の上がらない日々。

大抵の場合、個人的にも経済的にも拒絶されれば、
そこで諦めてしまうでしょう。

賛同者もなく協力者もいなければ、
ストレスを感じ、「もうやめよう」と思うはずです。

しかし彼はどんなに難しい局面に出会っても、
「とにかく前に進もう。戦略を立て直そう」
と前進し続けます。

自分と自分のビジネスコンセプトを信じ、
ストレスと拒絶を上手く扱い、
戦略を改善していったのです。

ストレスと拒絶の両方をうまく扱える人は、
非常に少数です。

そしてどんな時でも成長し続ける人です。
成功できる人です。

フレッド・スミスもそんな人間の一人でした。

だってFedExが軌道に乗り始めてからの
彼の当時の収入は、
2500万ドル(約20億円)以上あったのですから。

ストレスと拒絶の両方を感じたら、
何とか逃れたい、何とかなくしたいと思うかもしれません。

しかしただなくそう、逃げようと思うのではなく、
その拒絶やストレスと向き合い、
それを前進する力に変えることはできないか
考えてみてください。

あなたのビジネスを劇的に飛躍させる、
そんなきっかけができるかもしれません。

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